goldchannel

世界の不思議、歴史、都市伝説系、ビジネス関連、マンガ、アニメなどを、フラットな視点で考察&解き明かしていきます。

パート②時間の正体とは何か!?~時間と記憶の関係性~

どーもです!また暑く」なる異常気象(?)が続いてますね。


さて、今回も前回に引き続き、脳みそを柔軟に開放するエンタメのお時間です(笑)

前回は時間の正体について綴らせて頂き、

『 人は様々な時代(過去・未来)の記憶を持っている 』
『 時間とは[今]の連続である 』


実は人には様々な時代の記憶(=想い)が影響しあっているので
なので「今」が絶えず変化し揺らいでいる

これを分かりやすく描いた映画が「君の名は。」とご紹介しました。

【 前回 】

goldchannel.hatenablog.com

 

 


今回は映画の内容もおり交ぜて、更に深堀っていきますね。
まずは科学的な導入から入ります。

 

 

 

え・・・いきなり小難しい話かよ!?
  ・・・と思いますが、意外とそんな事もないんです(笑)

今この世の中の全ての現象や物事を説明する上で、
実は、基礎中の基礎の学問なんですね。
(と言ってもぼくもよく分かってませんがw)
ぶっちゃけ、英語よりも身近かもしれません(えぇきっとw)

まずは、相対性理論

色々ありますがポイントは 『重力』 と 『光』 です。

【 重力は、時間と空間を捻じ曲げる 】

一見、トンデモない理論に思えますが、

実は2016年にこれを裏付ける重力波が観測されているんですよね。

そして質量をもっているものは重力を発生させています。
なので私たち人間も質量を持つ以上、重力を発生させています。
ただし、普段はその影響は無視できるレベルに小さいんですね。
なのでそんなに重力を気にしなくても生きてますよね

とはいえ『時間と空間を捻じ曲げるってどういうことよ?』ということで
イメージで説明すると分かりやすいので解説します。



例えば、トランポリンがあります。
トランポリンの真ん中に重い球を乗せた時、
球にかかる重力によりトランポリンが伸びて沈み込みますよね。
その時に測った、トランポリンの端と端の距離は、
球を乗せる前よりも長くなります。

光はこの世で最も早く進む物質と言われています。
その光がトランポリンの端から端まで進む時間・道のりを考えます。
道のりはトランポリンの表面に沿って進むものと考えましょう。
そうすると、球を乗せる前に端から端に到達していた光は、
その道のりが長くなる分、進む時間も長くなりますよね

すると、重力が大きければ大きいほど、
時間の進みもゆっくりになるということが分かります。

このような現象が、我々の住む世界の空間上で起こっているんですね



よく聞くブラックホールがまさにこの球で説明すると、

ブラックホールは非常に大きな質量を持っているので、
その分、重力の大きさも非常に大きくなります。
先ほどのトランポリンで言うと、球がとんでもなく重く、
ずぅーーーーんと沈み込んでいる状態を考えます。


一度沈み込んだ光が、上がってこれなくなるくらい沈み込んでいる
そんな状態なんですね。

 

 

「 想い = 重力 」


これまたどういう事!?という話ですが、
・・・突然ですが、

怨念ってなんだか、おもーーーいですよねw
そういう噂の場所に行くと、なんだが空気が重かったりしますよね。



また「肩の荷が下りる」という言葉もあるように、
気にしすぎていた事(=強い想い)自体が、
実は、本当に”重い”のかもしれないんですよね。

 

 

粒でもあり波でもある「 観測者効果 」


次にこの世界がどのように成り立っているのかをミクロの世界(量子力学)から見ていきます。



同じような景色(=世界=宇宙)を見ているつもりでも、
実は全く同じ景色をみている人は存在しないと言われています。
同じものを見ても色々な見方で、それぞれが見たいように見ますよね。

それはつまり、
どう見るか(どう観測するか)によって
目の前の景色が変わってしまうという事です。

 

なにがなんだかサッパリ?

詳しくは↓こちらの動画をどうぞー



量子力学によってミクロの世界まで分かるようになった昨今では、
【 物質は粒と波の状態が同時に存在する 】
そして、人間が観測する(=認知する)ことで初めて、
それまで波だったものが、粒の固定の状態になる。


言い換えてしまえば、
「ありとあらゆるものは常に揺らいでいる」と言えますね。

 

 

君の名は。」で世界線の入れ替わりが表すものとは


ということで、導入が長くなりましたが、

これらを踏まえて映画を深堀って見てましょー



世界線が入れ変わる = 「今」が変わる
ということを映画で表しているのが、
『消えたはずの人々が、実は助かっている世界になること』ですね。

 


 どうして変わったのか?

幾度となく入れ替わりを繰り返した瀧君と三葉

繰り返すたびに色濃くなっていく記憶(=想い)

瀧君の小さな違和感から始まり、なんとなくの(=肚(はら)の)感覚を頼りに、

行動せずにはいられなかった彼の強い想い。

そんな瀧君の、もう一度逢いたいという想い(=重力)が
時空を捻じ曲げたんですね。

三葉の方はと言うと、
逢いたくても逢えない存在に(瀧君が)なってしまう
『そんなの絶対に嫌だ!』という三葉の強い想いが、瀧君に届いて、
朝起きたらなぜか涙が流れていて、、、
そこから入れ替わりが始まるわけですね。

相互に影響しあってますね~~~

 



そんな二人の強烈な想いが、

『三葉や町の人々が助かった世界(=三葉に会える世界)』 = 『今』
に時空を捻じ曲げた、というストーリーですね。

 

 



同じく、想い(=愛)が時空を捻じ曲げることを描いた映画が

 

『 インターステラー 』です。

 

ご覧になった方も多いかと思いますが、いちおー解説。

 

人類存亡の運命を背負った父親が、移住できる星を探しに

果てしない宇宙に旅立つ・・・しかしそれは仕組まれた旅だった。

地球に残してきた幼い娘との約束を守るために、

真実に気づくもどうにもならない中、その約束を果たす為に

宇宙の果てで最善を尽くし続ける、、、

すると、そんな強い強い父親の想いにより

時空が大きく捻じ曲がりだす・・・。

 

こちらは『想いが時空を捻じ曲げる』

ひじょーーーに科学的に描いている作品で、

難しい物理科学用語のオンパレードでございます(笑)

都市伝説によく取り上げられるようなネタを科学的見地から描かれている作品なので、
今後も登場する事、必至です♪