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コロナは必然だった?時代の変化から考えるコロナの意味とは?

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コロナウイルスのニュースを耳にしないことはない程、コロナという言葉が当たり前になっていますね。

今でも感染者は増え続け、全世界に大きな影響を与えています。

 

コロナは生物兵器だとか、コロナは本当は実在しないとか、コロナのワクチンは陰謀だ等という話題もネット上で騒がれていて、何を信じるかに右往左往してしまう人も多いのではないでしょうか?

 

今回は、そういった陰謀的な話については言及しません。

「コロナの意味」という観点から深掘りをしていきたいと思います。

 

ロナが与えた影響

世界経済フォーラムの総会であるダボス会議で世界中のトップの人達は、GDPの拡大より地球の持続の可能性を重視しようという結論を出しました。

これは、コロナが資本主義社会の価値観を揺るがすような影響を与えたという事に他ならないと思います。

 

ダボス会議の内容を記した書籍の図を見てみるとわかるのですが、現在の世界は多種多様のリスクが密接な相互関係にあります。

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(引用:グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界/日経ナショナル ジオグラフィック社)

 

誰もが体感している通り、コロナの問題はただ感染者が増えるという社会問題だけでなく「経済」「環境問題」「地政学」に大きな影響を与えています

 

去の伝染病

エボラ、エイズSARS、MARS、鳥インフルエンザ

これらはコロナ以前に世間で流行したウイルスですが、実はここ50年で発見されたウイルスです。

エイズはワクチンがないため、今でも世界中の人は苦しめられています。

 

コロナが与えた影響も大きいですが、実は人類は太古から伝染病の影響を受け続けてきた歴史があります。

歴史順に追って代表的な伝染病を簡単に紹介します。

 

■14世紀~16世紀:ペスト

黒死病とよばれたペストはクリミア半島に発生し、14世紀の全ヨーロッパに流行。イギリス・フランスでは人口の3分の1が病死しました。

■16世紀~17世紀:天然痘

コロンブス達がアメリカ大陸に持ち込み、中米のインカ・アステカ文明壊滅の一役をになったと言われています。5600万人以上が死亡したと言われています。

■19世紀:コレラ

インドを植民地化していたイギリスによって広まりました。

■19世紀~20世紀:結核

現在でも世界で死者数の多い伝染病の一つです。

■20世紀:スペイン風邪(インフルエンザ)

第一次世界大戦で世界中へ兵士の移動があったため、全世界に拡大しました。3年間で6億人が感染したと言われています。

■20世紀~21世紀:エイズ

アフリカで猿を起源として人へ流入したと言われています。

エイズによる死亡者数は年間77万人です。

 

コロナは感染力が高く世界中でパンデミックが起こっていますが、医療技術が発展していなかった時代の伝染病の死者数は、コロナとは比べ物にならないとわかります。

 

ストが与えた影響

世界に大きな影響を与えた伝染病は沢山ありますが、ペストが与えた影響はとても大きかったと言われたいます。

 

別名「黒死病」と言われる病気で、古い時代では東ローマ帝国などで流行したとの記録が残っています。

人口の3分の1が亡くなった欧州では特に影響が大きく、労働人口の減少を招き、農奴に頼っていた荘園制(しょうえんせい)が成り立たなくなりました。

農業の中心が人手のかかる穀物生産から、人手のあまりかからない羊の放牧に移行したことにより、後に羊が増えて毛織物工業の発達にも繋がったと言われています。

ペストの影響を最も受けたのは、ローマ教皇を頂点とするカトリック教会です。

 

神の存在を信じる民衆は教会を頼りにしていましたが、死者数は増えるばかりでカトリック教会の権威を失墜させたと言われています。

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ペスト以後、宗教改革運動が勃発し、人々の思想は宗教から物質文明へ移行したきっかけにもなりました。

農民一人が受け取れる利益も増えたことにより、資本主義経済の思想にも影響を与えました。

精神文明をペストが物質文明に変えたとも言えます。

 

代の変化

2020年に大きな変化がありました。

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占星術の世界では、200~250年でグレート・ミューテーションと言って、地球が影響を受ける星座の属性が変わると言われています。

2020年12月22日がまさに地の時代から風の時代に変わる転換の日でした。

 

水→火→地→風が200~250年でグラデーションで重なりながら循環するようになっています。

各4元素の特徴は水が精神世界、火は科学や革命、地は物質(モノ、カネ)や組織の時代、風は情報や個の時代と言われています。

 

ここ最近のサイクルはこのようになっています。

1186~1425年:風の時代(情報・個の時代)

1365~1603年:水の時代(精神世界の時代)

1603~1842年:日の時代(科学・革命の時代)

1802~2020年:地の時代(物質・組織の時代)

1981~2219年:風の時代(情報・個の時代)

 

先ほど述べたペストの事を考えてみると、1365~1603年の水の精神世界(宗教支配)の時代をペストが終わらせて、1603年から火の科学の時代へ移行しました。

まさにグレート・ミューテーションの移り変わりと重なっています。

 

そして、1802年~2020年の間に産業革命が起こり資本主義社会の地の時代が起こり多くの株式会社が台頭し経済の時代を作りました。

そして今、コロナをターニングポイントにして2020年から風の時代となりました。

 

集まらなければいけなかった組織が崩壊し、単純にお金の豊かさ以外の価値を多くの人が求めるように時代は変わっていると言えます。

ダボス会議でいわれたように、単に物やお金が多くあれば幸せという時代に限界が来たと解釈もできます。

 

テクノロジーの発展も風の時代を後押しすると考えられます。

4つの時代の移り変わりを考えてみると、コロナウイルスがただ偶然このタイミングで流行したと言うより、もっと深い意味があるように感じられてきます。

 

教会の権威がペストにより失墜したように、我々も今までの200年で積み上げてきた「お金、土地、人が多ければ豊か」という資本主義的な価値観が変わる時が来ているのかもしれません。

 

既に2020年12月22日で時代は変わりました。

僕ら人類のどのような選択を、今の時代は求めているのでしょうか?

コロナをただ恐れるだけでなく、一度そんなことを考えてみても面白いかもしれません。